遺品分け

贈る時期に決まりはありませんが、一般的には忌明けとなってから行うとされています。

故人の遺品を整理する事は、日常生活を取り戻す上でも大切な事ですが、遺品を処分する事で故人を忘れてしまうのではと不安も生じる事かと思います。

ですから、遺品を全て処分してしまうのではなく、故人を偲ぶ物として、大切に保管する事や遺品分けという方法で皆に思い出を引き継いでもらえたら、故人も喜ぶのではないでしょうか。

では実際にどのようなものを贈ると良いのか、いざ贈る際に悩まれる方も多いかと思います。一般的には、故人の愛用していたものや衣服が良いと思われますが、出来るだけ新しいものや保存状態の良いものを選び贈りましょう。

また、故人の盆栽や釣りなどの趣味の道具はひと目で故人を思い出してもらえる物としてふさわしいと思います。目上の人には贈らないのがマナーとされていますが、本人が遺品分けを望む場合には快く応じましょう。

何を贈れば良いか悩む場合には、本人に選んでもらうのも一つの方法かと思います。そしてこちらが選んで贈る際には、あまりにも高額な貴金属や装飾品などは、受け取る方の負担になり兼ねませんし、贈与税の対象となる事も考えられますので避けるようにしましょう。

そして、贈る際には特に包装やのし紙などは必要ありません。贈る相手が遠方で宅配便などを利用する際には、到着までに破損しないよう十分注意が必要です。

渡す際にどうしてこれを受け取って欲しいか、その物と故人のエピソードなどを添えたら良いと思われます。

葬儀などの法事が終わってから、直ちに遺品整理したい方は遺品整理ネクストへご用命ください。

おばあさんから時計を遺品分けしてもらいました

私の知人はおばあさんの遺品の中から、遺品分けの品として腕時計を譲ってもらったそうです。

おばあさんが購入した当時では腕時計はかなり高価なものだったでしょう。

国産メーカーでぜんまいを巻いて使用するシンプルなものでした。

しかし、ぜんまいを巻いてしばらくは時刻の進みが速く時計としての役割は果たしてはいませんでした。しかし彼女はいつもその時計を腕にはめ「時間は携帯電話で分かるから」と笑って話していました。

時計の役割は果たさずとも、ファッションの一部として取り入れているようです。

そして何より、どうして時間のあっていない時計をつけているのかと聞かれるたびに、おばあさんを思い出す事が出来るそうです。

こうしたエピソードもあるように、故人の遺品はそのもの自体の正しい役割を果たせなくても、故人を思い出す品として、孫やその又子供へと受け継がれていく素敵な品物なのではないでしょうか。